新興国や発展途上国の多くでコロナウイルス感染が拡大する中、ロシアは国産ワクチン「スプートニクV」への需要に応えられずにいる。世界のワクチン流通を調査しているエアフィニティーによると、スプートニクVは60カ国以上で承認されており、ロシアは合計6億3000万回分以上を供給する契約を結んでいる。発展途上国にワクチンを供給する多国間の取り組みはうまく機能しておらず、各国によって、ロシアや中国製ワクチンの重要性が高まっている。ところが、ロシアは一部の納入に遅れが出ており、アナリストによると、注文を満たすための世界的な生産能力が不足している。納入実績はこれまでのところ、約1500万回分にすぎない。