米南東部の一部でガソリン輸送の混乱を引き起こしたサイバー攻撃と関連する犯罪集団、「ダークサイド」が活動停止をハッキング関係者に伝えていたことが明らかになった。サイバーセキュリティー会社のファイア・アイと「インテル471」によると、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)による攻撃を行うダークサイドが運営するサイトは13日から閉鎖されている。米当局者はダークサイドは東欧に拠点を置くとみており、ロシア国内にハッカー集団がいる可能性を指摘している。ジョー・バイデン大統領は、ランサムウエアを使った犯罪組織に対して断固たる処置を取るべきだとして米政権がロシア政府との間で連絡を取り合っていることを明らかにした。ウラジーミル・プーチン大統領とも直接対話し、ロシアが同国内でのハッカー集団の活動を容認しているのではとの米側の懸念について話し合うとしている。
米石油パイプライン攻撃、ハッカー集団は活動停止
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