リズ・チェイニー米下院議員(共和、ワイオミング州)は26日、2022年の中間選挙における自身の再選をかけた戦いについて、共和党の将来に関する国民投票だと位置づけ、有権者は伝統的な保守派の価値観とドナルド・トランプ前大統領への忠誠心との間で二者択一を迫られるとの考えを示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が主催した「ウーマン・パワー・エクイティ」イベントでインタビューに応じた。チェイニー氏は20年の大統領選挙に関するトランプ氏の誤った発言を繰り返し批判したことで、今月に入り幹部ポストを解任された。共和党支持者の間でなお強い支持を集めるトランプ氏は、こうしたチェイニー氏の発言を厳しく批判している。これまで20年の大統領選でトランプ氏に投票したことを後悔しているとの考えを示していたチェイニー氏だが、この日はこの先、トランプ氏に票を投じることは決してないと言明した。共和党の地盤である地元ワイオミング州選出の議席を巡り、共和党・予備選に向けすでに8人の対抗馬からの挑戦に直面しているという。
トランプか伝統的価値観の「二者択一」=米共和チェイニー氏
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