【モスクワ】ロシアでは国民への新型コロナウイルスワクチン接種がなかなか進まない一方で、当局は新たなターゲットに目を向けている。そのターゲットとは、動物だ。  ロシア当局者は国産の動物用ワクチン「Carnivac-Cov」の配布を開始したと明らかにした。臨床試験で犬や猫、キツネ、ミンクに抗体の生成が確認されたという。  人への新型コロナ感染拡大と動物との間に強い関連性がある確証はないと科学者はみているものの、犬や猫、類人猿など世界のさまざまな生き物の間で感染が確認されている。