「慣れ親しんだ場所」でゆっくり過ごそう
さみしいからと言って、無理にあれこれ新しいことを始めて、孤独を忘れようとしてはいけない。
ほんの少しの間は気が紛れるかもしれないけれど、再びさみしさに襲われて、身体と心が疲れてしまうだけだ。
さみしいのは、あなたがひとりでとても遠くまで来たからだ。
ひとりでひたすら仕事を一生懸命にこなそうとして、ひとりで何らかの成果を出そうとして、自分と合わない人々から遠く離れようとして。
生きていれば、そんな日が訪れることもある。
さみしさを感じざるを得ない日々が。
そんなときは
ゆっくり
ゆっくり
通い慣れた場所、慣れ親しんだ人、なじみのある何かの元に戻ってみることをおすすめする。
慣れた場所で無理をせずに過ごせば、さみしさから抜け出して、安らかな気分を感じることができるだろう。
(本原稿は、クルベウ著 藤田麗子訳『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』から一部抜粋・改変したものです)
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