雨の日が続くと、体調を崩しやすくなる人も多い。寝ても疲れが取れない、ちょっとしたことですぐ不安になる、自分だけが取り残されているように感じる……という人にぜひ読んでほしいのが、2021年4月14日に発売後、ネット書店、リアル書店で売り切れが続出、発売1ヵ月で4刷重版が決定した『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(クルベウ著 藤田麗子訳)だ。
原著は韓国で2020年7月に発売。発売後5ヵ月で6万部を突破し、韓国の大手書店でもベストセラーランキング入りしている。日本の読者からは「このタイトルは私そのもの」「すべての文章が刺さった」「大切な人にプレゼントしたい」と共感・絶賛の声が相次いでいる。
作家のAmy Okudairaさんも「この本は力を抜いて、ありのままの姿でいられるようになるためのヒントがたくさん書かれている」と言う。
「自分らしく、豊かに生きるためのメソッド」が詰まった本書。今回は、Amy Okudairaさんに本書のテーマのひとつである「人生に不要なものを手放すこと」について聞いた。
今、幸せを感じられていますか?
作家
1977年兵庫県生まれ。お茶の水女子大学卒。会社員生活を送っていたが、2012年「引き寄せの法則」を知る。自身の経験を伝えるべく立ちあげたブログ「人生は思い通り」が評判になり、本を出版。出した本が次々とベストセラーとなり、執筆、国内外で講演を中心に活動している。著書の累計部数は85万部を突破。著書に『「引き寄せ」の教科書』(clover出版)、吉本ばななとの共著『自分を愛すると夢は叶う』(マキノ出版)、『宇宙から突然、最高のパートナーが放り込まれる法則』(すばる舎)など多数。最新刊は『「創造」の教科書』(clover出版)。
私たちは、さまざまなことを毎日自分で選択しているつもりでも、実際は、誰かがどう思うかを気にしたり、誰かに遠慮していたり、時間やお金の問題があったりして、本当に自分はこうしたいという思いからずれた選択をしているということは多々あると思います。
人間、ひとりで生きているわけではないので、もちろん、そのような選択をせざるを得ないことはあるとは思いますが、それが積み重なってくると、「自分らしい」選択ができなくなっていき、「自分らしさ」が失われていってしまいます。
どれほどお金があっても、たくさんの人に囲まれていたとしても、すべての願いが叶ったとしても、もし、「自分らしく」生きていけていないとしたら、それは幸せでも楽しくもありません。
先日、韓国で話題だという『大丈夫じゃないのに、大丈夫なふりをした』を読みました。
韓国は、日本以上に厳しい学歴社会だと聞きますし、人からどう見られるかということに関しては日本より大変なところもあるかもしれません。そんな韓国で、絶大な支持を得ているエッセイだということです。
この本は、力を抜いて、ありのままの姿でいられるようになるためのヒントがたくさん書かれています。
「目標を減らして、うまくやろうと思わずに力を抜いたら、できることが見えるようになってくる」
「心がネガティブになったなら、いったん完全に離れて、しばらく休もう」
「もし、すごく大変なことに直面したら、なるべく力を抜いて、自分にできる最低限の働きだけをすればいい」
そして、著者は言います。
「自分の進むべき道を目指す人がいます。
私はそんな人が好きです。
彼らは情熱的で、他人の視線を気にせず、やりたいことを貫きます。
自分のために生きているのです。
その姿は、多くの学びを授けてくれます。」
そう、人はみんな、自分のために生きています。
自分の人生を自分らしく生きていくために。