ポルシェ初の量産EV、タイカンが日本の道を走り始めた。スタイリングはロー&ワイド。ターボのモーター出力は最高680ps。0→100km/h加速は3.2秒と鋭い。
タイカンは
ポルシェ初の量産BEV
日本でも正式デリバリーがスタートしたタイカンに試乗した。タイカンはポルシェ初の量産BEVである。試乗グレードは、ターボ。シリーズ頂点に立つターボSに次ぐパフォーマンスの持ち主である。もちろん、エンジンを持たないタイカンにターボチャージャーの装備はない。ポルシェにとって“ターボ”のネーミングは、高性能モデルを意味する。
タイカンが発するオーラは、とんでもなく強烈だ。標準の20インチに対して1インチ大径のミッションEホイールをオプション装着していた関係もあり、精悍な印象にあふれていた。一見すると、“EVには見えない”。全長×全幅×全高は4963×1966×1381mm。2mに迫ろうという全幅に対して全高は1.4m未満。4ドアセダンの常識を打ち破る、典型的なワイド&ローのフォルムだ。