宇都宮市は5月31日、2023年春に開業を予定している宇都宮ライトレールで運行される低床式車両「ライトライン」のお披露目式を行った。国内初の新設LRT(次世代型路面電車)の特徴と今後の課題とは。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)
宇都宮市東部は
慢性的な渋滞
宇都宮市は5月31日、2023年春に開業を予定している宇都宮ライトレールで運行される低床式車両「ライトライン」のお披露目式を行った。
JR宇都宮駅東口から芳賀町の高根沢工業団地まで約14.6キロを結ぶ宇都宮ライトレールは、うち9.4キロが自動車と道路を共有する併用軌道区間で、5.1キロが鉄道の専用軌道区間だ。既存路線の延伸や改良ではなく、新規にLRTが建設されるのは日本初の事例となる。