枝久保達也

鉄道ジャーナリスト

1982年、埼玉県生まれ。東京地下鉄(東京メトロ)で広報、マーケティング・リサーチ業務などを担当し、2017年に退職。鉄道ジャーナリストとして執筆活動とメディア対応を行う傍ら、都市交通史研究家として首都圏を中心とした鉄道史を研究する。著書『戦時下の地下鉄 新橋駅幻のホームと帝都高速度交通営団』(2021年青弓社)で第47回交通図書賞歴史部門受賞。Twitter @semakixxx

故障、沈下、豪雨…「世界の鉄道史」を変えた東海道新幹線、その開業1年間の“壮絶すぎる舞台裏”
枝久保達也
1964年10月1日に開業した東海道新幹線は日本のみならず世界の鉄道史を変えたと言われている。しかし、本領を発揮したのは翌1965年のことだ。開業から1年間にわたる苦難と試行錯誤の日々とは。
故障、沈下、豪雨…「世界の鉄道史」を変えた東海道新幹線、その開業1年間の“壮絶すぎる舞台裏”
みどりの窓口ならできるのに…JR4社の「ネット予約連携」があまりに期待外れだった理由
枝久保達也
JR4社は9月19日、各社が運営するインターネット列車予約サービスを連携し、利便性向上に取り組むことについて合意したと発表した。だが、その内容を見る限り、利用者にとって「わずらわしさ」の軽減は限定的なものとなりそうだ。
みどりの窓口ならできるのに…JR4社の「ネット予約連携」があまりに期待外れだった理由
「駅ナカ」が消えてロボットが活躍…JR東日本が中長期成長戦略で「20年後の世界」を掲げたワケ
枝久保達也
JR東日本は9月9日、鉄道を中心とするモビリティ事業の中長期成長戦略「PRIDE&INTEGRITY」を発表した。同社が描くモビリティの未来像とは。
「駅ナカ」が消えてロボットが活躍…JR東日本が中長期成長戦略で「20年後の世界」を掲げたワケ
埼京線は新幹線の“副産物”だった?幻に終わった「高崎線直通の本命ルート」
枝久保達也
首都圏屈指の混雑路線として知られる埼京線は、9月30日に開業40周年を迎える。大宮と新宿を直結し、都市の発展とともに歩んだその背景には、新幹線建設や住民運動が交錯した複雑な経緯がある。埼京線の歴史とは。
埼京線は新幹線の“副産物”だった?幻に終わった「高崎線直通の本命ルート」
交通系ICカードに“改ざんリスク”、子ども運賃50円均一…この夏の鉄道で気になった3つの話題
枝久保達也
酷暑を残したまま8月が終わってしまった。今年の夏は、単体で取り上げるほどではないが、営業制度関係で興味深いニュースがいくつかあったので、まとめて振り返ってみたい。
交通系ICカードに“改ざんリスク”、子ども運賃50円均一…この夏の鉄道で気になった3つの話題
「そりゃ普及するわ…」JR西日本のICOCAが急拡大、PASMOと明暗分かれた納得のワケ〈再配信〉
枝久保達也
JR西日本のICカードICOCAの導入事業者が3月で50社を超えた。東日本でPASMOが停滞する一方、ICOCAはなぜ急速に普及しているのか。JR西日本の担当者に話を聞いた。
「そりゃ普及するわ…」JR西日本のICOCAが急拡大、PASMOと明暗分かれた納得のワケ〈再配信〉
【つくばエクスプレス開業20年】バブル崩壊、JRは拒否…それでも実現した「通勤新幹線」の舞台裏
枝久保達也
秋葉原とつくばを結ぶ「つくばエクスプレス」は8月24日、開業20周年を迎えた。2024年度の輸送人員は過去最多の1日あたり40.3万人を記録するなど、コロナ禍を乗り越えて成長が続くが、実現までの道のりは決して平坦なものではなかった。
【つくばエクスプレス開業20年】バブル崩壊、JRは拒否…それでも実現した「通勤新幹線」の舞台裏
「安全装置があるのになぜ…」副都心線“ポイント故障”が浮き彫りにした東京メトロの重大な課題
枝久保達也
7月28日午後2時46分頃、東京メトロ副都心線東新宿駅でポイント故障が発生し、8時間にわたり運転を見合わせるトラブルが発生した。8月6日の同社発表によると、「ダイヤ乱れに伴う列車運休が生じている中、指令員と運転士の認識が合わないまま、運転指示を行ったことで列車が転換していないポイントに進入し、割り出し」たことが原因という。しかし、この説明だけで理解できる人は少ないだろう。現場ではいったい何が起きていたのか。
「安全装置があるのになぜ…」副都心線“ポイント故障”が浮き彫りにした東京メトロの重大な課題
「えっ、こんな場所でもSuicaが!?」JR東日本が描く「地域連携ICカード」の大構想とは?
枝久保達也
お盆休みの帰省や旅行先で「Suicaが使えるようになっていた」と思った人がいるかもしれない。以前、記事にしたように筆者は7月10日から11日にかけて、2023年5月にSuicaを導入した盛岡、青森、秋田を旅行した。各駅の改札付近を観察したが、地域の通勤・通学移動、また新幹線からの乗り換え客にも定着しているようだった。JR東日本はどのように地方へアプローチしているのか。同社への取材をもとに、最新動向を解説する。
「えっ、こんな場所でもSuicaが!?」JR東日本が描く「地域連携ICカード」の大構想とは?
【鉄道混雑率ランキング最新版】5年連続ワーストの日暮里・舎人ライナー、一方で東急が“通勤地獄”から抜け出せた事情とは
枝久保達也
国土交通省は7月29日、三大都市圏都市鉄道の2024年度混雑率調査の結果を公表した。混雑率とは朝ラッシュピーク1時間合計の輸送量(輸送人員)を輸送力(定員)で割って算出する。つまり1時間あたりの平均混雑率であり、列車や車両で偏りがあるため、実感とは異なることに注意が必要だ。今回のランキングから見えるアフターコロナの変化とは。
【鉄道混雑率ランキング最新版】5年連続ワーストの日暮里・舎人ライナー、一方で東急が“通勤地獄”から抜け出せた事情とは
広島電鉄「駅前大橋ルート」開業…100万都市で地下鉄ではなく路面電車が走り続けるワケ
枝久保達也
広島電鉄は8月3日、広島駅から延びる路面電車の新路線「駅前大橋ルート」を開業した。これにより、移動時間やアクセスの利便性はどう変わるのか。そして、「100万都市」の広島が「路面電車のまち」であり続ける歴史的背景とは。
広島電鉄「駅前大橋ルート」開業…100万都市で地下鉄ではなく路面電車が走り続けるワケ
「脱鉄道」がますます加速?JR東日本が掲げる「新経営ビジョン」の“画期的な中身”とは
枝久保達也
JR東日本は7月1日、2034年度を目標年次とする新たなグループ経営ビジョン「勇翔2034(以下「勇翔」)」を発表した。2018年7月に策定した現行ビジョン「変革2027(以下「変革」)」では、「鉄道のインフラ等を起点としたサービス提供」から「すべての人の生活における『豊かさ』を起点とした社会への新たな価値の提供」へ事業価値の転換を掲げたが、「勇翔」も方向性を引き継ぎ、さらに踏み込んだ。
「脱鉄道」がますます加速?JR東日本が掲げる「新経営ビジョン」の“画期的な中身”とは
新幹線「どこかにビューーン!」で超お得旅!「ハズレ駅」でも楽しめるコツ【体験記】
枝久保達也
前回記事では「JRE POINT」の特典乗車券キャンペーンを使って、7月10日から11日にかけて、グランクラス、グリーン車を乗り継いだ旅をしたと記した。実はその翌週、14日から15日にかけて、もうひとつの「JRE POINT」の特典乗車券「どこかにビューーン!」を使った旅をしてきたので、こちらも紹介したい。
新幹線「どこかにビューーン!」で超お得旅!「ハズレ駅」でも楽しめるコツ【体験記】
「コスパ良すぎる…」新幹線グランクラスにポイントで乗れる“裏技”、体験してわかった本当の価値とは?
枝久保達也
モバイルSuicaのチャージや新幹線きっぷの購入でポイントが貯まる「JRE CARD」。還元率の高さだけでなく、貯まったポイントでグリーン車やグランクラスに乗れる意外な使い道もある。筆者が体験した“おトクすぎる”東北新幹線の旅と、実際に乗ってわかったグランクラスの“本当の価値”とは。
「コスパ良すぎる…」新幹線グランクラスにポイントで乗れる“裏技”、体験してわかった本当の価値とは?
寝台特急「カシオペア」は終わらない?…引退後の“第2の人生”に期待が高まる当然のワケ
枝久保達也
上野~札幌間の寝台特急「カシオペア」に用いられたJR東日本の「E26系」客車が6月30日に引退した。同車はカシオペア用に1編成(12両)のみ製造され、1999年7月16日にデビュー。きっぷが取れない人気列車として名をはせた。しかし、北海道新幹線新青森~新函館北斗間が開業し、在来線旅客列車が青函トンネルから撤退することになり、2016年3月にカシオペアとしての運行を終了した。以降は団体専用列車「カシオペア紀行」としてJR東日本管内で運行されていたが、車両の老朽化により、くしくも車両形式と同じ「26」年で終焉を迎えた。カシオペアで振り返る、寝台車の華と衰退の歴史とは。
寝台特急「カシオペア」は終わらない?…引退後の“第2の人生”に期待が高まる当然のワケ
なぜ今、鉄道運賃が次々に値上げ?「数年ごとの値上げ時代」突入が濃厚なワケ
枝久保達也
コロナ禍による業績悪化などを背景に、鉄道各社で運賃改定が相次いでいる。25年ぶりの運賃値上げラッシュはなぜ起きたのか。運賃制度の仕組みや現行制度の問題点とともに解説する。
なぜ今、鉄道運賃が次々に値上げ?「数年ごとの値上げ時代」突入が濃厚なワケ
まさか実物大で…JR東海の「秘密に包まれた研究施設」で見た驚きの安全対策とは?
枝久保達也
JR東海は24日、愛知県小牧市の総合技術本部技術開発部(小牧研究施設)を報道公開した。東海道新幹線をはじめとするJR東海特有のさまざまな課題を解決するための「秘密に包まれた研究施設」における数々の取り組みについて、詳しく紹介したい。
まさか実物大で…JR東海の「秘密に包まれた研究施設」で見た驚きの安全対策とは?
「こりゃ本気かも…」西武トップが「新宿線と東西線の直通運転」に“前のめり発言”した事情
枝久保達也
不動産の流動化を進める西武ホールディングスが、鉄道事業でも攻勢に出ている。2025年に入り運賃改定を申請し、新宿線の沿線価値向上に注力する。こうした中、5月の決算会見ではトップの口から東京メトロ東西線との相互直通運転構想について踏み込んだ発言まで飛び出した。果たして実現の可能性はあるのだろうか。
「こりゃ本気かも…」西武トップが「新宿線と東西線の直通運転」に“前のめり発言”した事情
そりゃ無理だろ…北陸新幹線「地下トンネル案」に京都がNO、計画実現への「最大の壁」とは?
枝久保達也
北陸新幹線の新大阪延伸計画を巡り、京都市議会は6日の本会議で、市内の地下にトンネルを作るルート案に反対する決議案を賛成多数で可決した。さらに収支採算性についても、建設費高騰により見通しが崩れ、着工条件を満たせない事態に陥っている。事業の進展は困難を極めており、北陸新幹線は今、大きな岐路に立たされている。
そりゃ無理だろ…北陸新幹線「地下トンネル案」に京都がNO、計画実現への「最大の壁」とは?
「えっ、もう次期スカイライナー?」京成が挑む「成田空港アクセス改革」の“3つの切り札”とは
枝久保達也
京成電鉄は5月21日、2025年度から2027年度の中期経営計画「D2プラン」を策定したと発表した。これは2022年度から2030年度までの長期経営計画「Dプラン」の第二段階に位置付けられたもので、「空港アクセス強化の推進」と「外部環境変化への体制強化」を通じた体質変革を目標に掲げている。空港アクセス強化で注目すべきは「次期スカイライナーの検討」「新型有料特急の導入」「成田空港周辺の単線区間の複線化」の3つだ。それぞれについて解説する。
「えっ、もう次期スカイライナー?」京成が挑む「成田空港アクセス改革」の“3つの切り札”とは
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