ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は4日、今月予定されるジョー・バイデン米大統領との首脳会談では両国の関係改善を図ると述べるとともに、米政府がロシアの発展を阻止しようとしているとして非難した。サンクトペテルブルクの国際経済フォーラムで演説したプーチン氏は、米国との間で「相違点は1つしかない」と述べ、米国には「われわれの発展を阻止しようとする欲求」があるとの見方を示した。さらに、ロシアと米国の関係改善に向けた解決策を見つける努力をすべきとの考えも示した。スイスのジュネーブで16日に予定される首脳会談は両国間の緊張が高まる中で開かれる。バイデン氏は大統領就任後、ロシアは2020年米大統領選挙への干渉や、米政府や企業を狙ったサイバー攻撃を行ったとの疑いから、広範囲にわたる制裁を科した。ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の毒殺を試みたともみている。ロシアはこうした疑惑を否定している。
米国はロシアの発展阻止に意欲=プーチン氏
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