写真:中国,上海,都市Photo:PIXTA

中国、2027年までに
GDPで米国を抜く予測

 中国の人口は2031年頃から減少に転じる。

 ただし、GDP(国民総生産)は今後も高い成長率を続け、英コンサルティング会社の予測では、27年頃にアメリカを抜いて世界最大の経済大国になる。

 これにインド、ブラジル、日本が続く見通しだ。

 米中間で、貿易戦争と経済覇権争いが本格化している。しかし、1人当たりGDPで見ると、今後も米国や旧西側諸国と中国の差は依然として大きい。

人口増は鈍化、労働人口は減少
出生率改善せず経済に影響

 米中貿易戦争の行方を考えるには、長期的な経済見通しを考慮に入れる必要がある。なぜなら、長期的な経済成長の違いによって生産拠点や市場としての意味が変化し、貿易構造が大きく変わることもあるからだ。

 長期的な経済成長率には、まず人口動向が大きな影響を与える。ヨーロッパや日本では、若年者人口の増加率が低い(あるいはマイナス)ので、経済成長率は低くなる。

 中国はどうか?