ジョー・バイデン米大統領は就任後初めて開催したロシアのウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談で、相次いで問題を引き起こすロシアの行動を抑え込むことを目指した。米国が最大の脅威とみる中国に集中できるようにするためだ。  だが、好戦的で自信たっぷりのプーチン氏にとって、果たして米国に協力する理由はあるのだろうか。  カーネギー国際平和財団のバイスプレジデント、アンドリュー・ワイス氏(クリントン政権の元ロシア専門家)は「非常に手ごわい任務だ」と話す。