大手の三菱地所、三井不動産を抑え
トップ3にランクインしたのは?

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が高い不動産会社ランキング」を作成した。対象は、単体従業員数が30人以上の上場不動産会社。都道府県は本社所在地で、ダイヤモンド社企業情報部調べ。対象期間は、2019年12月期~20年11月期。

 早速、ランキングを確認していこう。

 1位は、日本商業開発(平均年収1921.1万円)だった。

 同社は、「土地」に特化した不動産開発や投資を行う。取得した土地をテナントに20~30年程度の長期契約で貸し、さらにその土地を不動産投資商品として販売する「JINUSHIビジネス」が主力事業だ。ちなみに、22年1月には社名を「地主」に変更する予定である。

 本社は大阪府にあり、20年3月末時点での単体従業員数は48人。他の上位企業と比べても少ないのが特徴的だ。

 今回のランキングの対象となった20年3月期の連結売上高は742億円で、前期比86.2%増の大幅な増収となっている。最終利益も32億円(前期比18.3%増)と前期を1割強上回るなど、業績好調だった。