【シンガポール】中国当局者は産児制限をさらに緩和し、出産を奨励する政策に転換する計画を策定している。事情に詳しい関係者が明らかにした。経済成長が鈍化し、高齢化が進行する中で、中国政府は対応を急いでいるようだ。  中国共産党が採択した現行の5カ年計画が終了する2025年までに産児制限を完全に撤廃することについて当局者らは議論しているという。出生率が特に低い省から撤廃し、全国に広げる公算が大きい。  共産党は先月末、全ての夫婦に3人まで出産を認める方針を明らかにした。数週間前に発表された10年に一度の国勢調査では、中国が今後人口減に転じる可能性も示唆された。