スイスの金融大手クレディ・スイス・グループとソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長は、長年にわたった融資関係を先ごろ解消した。クレディ・スイスはSBGとの取引も抑えている。当局への提出資料や関係者の話で明らかになった。  3月にSBGの出資する英金融ベンチャーのグリーンシル・キャピタルが破綻すると、クレディ・スイスは大混乱に陥った。同行は米アルケゴス・キャピタル・マネジメントに関する取引でも55億ドル(約6080億円)の損失を被った。それ以来、クレディ・スイスはリスク低減を誓っている。