バスマ・オニールさんの15歳の娘は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前も痩せてはいたが、健康で食欲も旺盛だった。しかし感染が広がり、ワシントン州グラハムの学校が休校になると、ほとんどの時間を自室に閉じこもり、食事も家族と別の時間に取るようになった。1月には神経性食欲不振症と診断された。以前は54キロほどあった体重は2月には39キロになっていた。オニールさんは「パンデミックによる社会的な孤独が摂食障害の原因だと100%思っている」と話す。思春期世代や若年成人の摂食障害を治療する米国各地の専門家によると、新型コロナ下でこれまでに経験したことがないほど多くの人が治療を求めているという。治療に訪れる患者の症状もかつてないほど重い。
米若者の摂食障害、コロナ下で急増
入院率と外来治療の両方で増加、症状も深刻化
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