中国当局者は慎重な対応を要する主要イベントを来年に控え、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために実施している入国規制を少なくともあと1年は維持する計画だ。複数の関係者が明らかにした。同国でコロナワクチン接種は10億回を突破したものの、当局者は新しい変異ウイルスの台頭に神経をとがらせているという。関係者によると、2022年後半という暫定スケジュールは、5月半ばに国務院(内閣)が外交省や国家衛生健康委員会(NHC)など政府機関の関係者を招いて開いた会合で設定された。中国は22年2月に北京冬季五輪(オリンピック)、同年秋に共産党大会を控えている。党大会では習近平国家主席が通例の2期10年の任期を終えた後、3期目入りを決めると広く予想されている。
中国、22年後半まで入国規制を維持へ 北京五輪や党大会控え
有料会員限定
あなたにおすすめ