米情報当局は先週、アフガニスタン駐留米軍の撤退完了から半年後にも、同国政権が崩壊する可能性があると結論づけた。分析の内容を知る当局者が明らかにした。米情報当局は米軍撤収後の現地の動向について、これまでより楽観的な見方を示していたが、見直しを迫られた。背景には、反政府勢力タリバンが足元、アフガン北部の主要都市周辺などを相次いで支配下に収めるなど、勢力を伸ばしていることがある。米情報当局の最新の分析はこれまで報じられていなかった。また米軍の分析とより整合する内容になっている。米軍はすでに駐留米軍3500人のうち半分以上の兵士と軍装備品を撤収しており、残りも9月11日までには完了する予定だ。