25年間「落ちこぼれチーム」を立て直し続けてわかった マネジャーとして一番大切なことPhoto:PIXTA

ダイヤモンド・プレミアム(有料会員)ならダイヤモンド社のベストセラーが電子ブックでお読みになれます!月ごとに厳選して提供されるダイヤモンド社の話題の書籍から、ここでは一部を抜粋して無料記事としてお届けします。全体をお読みになりたい方はぜひダイヤモンド・プレミアム(有料会員)にご登録ください!今回は2021年7月提供開始の『25年間「落ちこぼれチーム」を立て直し続けてわかった マネジャーとして一番大切なこと』。国内外の解散寸前の組織を数多く建て直したプルデンシャル伝説のマネジャーが教える「組織力強化」の極意とは。

はじめに
部下に信頼されて、チームの成果まで上がる方法

「一生懸命、指導しているけど、部下のやる気がない
「いろんなトレーニングをするが、人が成長しない
「マネジャーとして率先して頑張っているが、チームの成果が上がらない
「なんだか、部下に信用されていない気がする」

 日々、こうしたことに悩んでいるマネジャーは多いと思います。

 現場で部下を指導するマネジャーは、上司からのプレッシャーだけでなく、部下の鋭い視線、お客さまからのご要望など、四方八方からのさまざまなプレッシャーにさらされ、それをかいくぐりながら仕事をしていかないといけません。

 冒頭で挙げたこと以外にも、多くの悩みを抱えているのではないでしょうか。

 ですが、そうした悩みはマネジャーのちょっとした意識の変化で解消することができます。たいていの人は、マネジメントで悩んだとき、マネジャー自身の変革ではなく、上司や部下、職場環境の変革を試みて、それによって現状を改善しようとします。

 ですが、それでうまくいくことはまずありません。結局、マネジャー本人が変わらなければ、現実は何も変わらないのです。

 そう断言できるのは、かつての私も同じ状況を経験し、そしてそれを克服することに成功したからです。