――筆者のジェシカ・リョン氏は「蘋果日報(アップルデイリー)」英語版を担当したフリーランスの翻訳家 ***  私が再び故郷・香港に行けるかどうかは分からない。もし行けば、その際には逮捕されるかもしれない。 中国共産党は香港を奪い取り、先週には香港当局が、民主派の日刊紙「蘋果日報」を廃刊に追い込むことに成功した。当局は、香港で何が起きているかを世界に伝えることは国家の安全を脅かす行為、すなわち終身刑にも値する犯罪になるとの考えを示している。  私はおびえている。共犯者だからだ。