ニューヨーク市長選挙の民主党予備選の票集計には2週間を要したが、ようやく元警察官のエリック・アダムズ氏の当選が確実になった。このところ安心して眠ることもできなかった同市の市民は、ビル・デブラシオ市長の下での8年間に及ぶ急激な治安悪化を反転させる機会を得たようだ。  ニューヨーク市の選挙管理委員会の集計によると、未集計の票が1%未満となった6日遅い段階での得票率はアダムズ氏が50.5%、2位のキャスリン・ガルシア氏が49.5%となった。ブルックリン区長のアダムズ氏は勝利宣言を行うとすぐに、犯罪に焦点を当てた自身の手法が、民主党内の対立候補との違いを際立たせたとの見方を示した。