GTS4.0は
すべてのスポーツカーファンの憧れ
いまどき自然吸気4Lエンジンといえば、時代に逆行する存在である。一般的なサルーンに積まれても注目はされない。
ところが、名門ブランドのミッドシップスポーツが搭載したとなれば、クルマ好きの心をときめかせる選択肢となる。
718ボクスター(そしてケイマン)に用意されたGTS4.0は、すべてのスポーツカーファンの憧れだ。4Lエンジンは効率を重視した最新設計の9A2型。走行1km当たりのCO2排出量を最大11g削減する気筒休止システムが導入され、従来の2.5Lターボよりも優秀な9.26km/Lという欧州NEDCコンビ燃費を実現した。最高出力は従来のGTSを35ps上回る400ps、最大トルクは420Nmをマークする。