「株式投資に興味があるけど、何から始めればいいの?」ーー。そんな株式投資ビギナーにおすすめしたいのが『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』(馬渕磨理子著、ダイヤモンド社、6月16日発売)です。全国各地のセミナーで5年間にわたって個人投資家の方々にお伝えしてきた、的中率70%超の堅実な投資法を紹介。「黒字転換2倍株投資術」とは、四半期決算データで営業利益・経常利益が「赤字」から「黒字」に転換するタイミングの銘柄をいち早く見つけて買い、2倍になったら売るというシンプルな方法。「リスクを取りたくない、損切りの回数を減らしたい、でも利益は欲しい!」という堅実派の人にも始めやすい、マイルドな投資法です。本連載は、同書の中からエッセンスを抜き出してお届けします。これから株式投資を始めたい人、もっと勝率を高める方法を探している人、必読です。

賢い投資家は、<br />米国の高配当銘柄に<br />投資するPhoto: Adobe Stock

米国株には、3%以上の高配当を
安定的に出し続けている銘柄が多数ある

 前々回の連載で、資金の一部を米国高配当銘柄へ分散するやり方について述べました。賢く資産形成をするためには、米国の高配当銘柄へ投資することも選択肢の一つになります。

 米国株には3%以上の高配当を安定的に出し続けている銘柄が数多くあります。参考までに筆者が米国高配当銘柄7つをリストアップしてみました。

 配当とは、企業が得た利益の一部を現金で株主に分配することです。米国株の中には30年や40年以上にもわたって連続増配(配当を増やすこと)している銘柄も少なくないです。

 また、グローバル的にも有名な大企業が多く、なじみのある企業が多いのも魅力的です。米国株も日本株と同じようにネット証券で簡単に購入できます。

 財務内容が良好で、収益基盤が堅いと考えられる銘柄に投資しましょう。

 銘柄を選ぶことが難しく感じる方には、ETF(高配当銘柄に幅広く分散した上場投資信託)の活用もおすすめです。

 ちなみに上の表にあるティッカー(ティッカーシンボル)とは、日本株でいう証券コード(銘柄コード)のことです。

賢い投資家は、<br />米国の高配当銘柄に<br />投資する馬渕磨理子(Mabuchi Mariko)
経済アナリスト、認定テクニカルアナリスト フィスコ金融・経済シナリオ分析会議 研究員 日本クラウドキャピタル マーケティング・未上場マーケットアナリスト フジテレビ系列LiveNews αレギュラーコメンテーター
滋賀県出身。同志社大学法学部卒業、京都大学大学院公共政策大学院卒業、公共政策修士。2013年関西の某医療法人に入社後、資産運用トレーダー業務を始める。独力で財務・経営分析力を磨いた結果、資産を3倍にする。2015年独立系金融情報配信会社 FISCO のアナリスに転身。上場企業の経営者を中心にインタビューし、個別銘柄分析や日本・韓国・米国経済等の市況分析に従事。入社当時、アナリストだった上司より「堅実な銘柄選定法」として「黒字転換2倍株」のノウハウを受け継ぐ。2017年からは日本クラウドキャピタルにも籍を置き、日本初の未上場マーケットアナリスト兼マーケティング担当として活動。雑誌・Webなど連載多数。「PRESIDENT」本誌にも多数記事を掲載。「プレジデントオンライン」の執筆記事は、2020年の半年間で累計6000万PVを超え、「日本一バズるアナリスト」ともいわれる。2020年11月ラジオ日経にて「馬渕磨理子の5分で教えて!ベンチャー社長」がスタート。初の著書『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』をダイヤモンド社から2021年6月16日に上梓。