日米共に株価は高値圏にあるが、「バブル」懸念に加えて、新型コロナウイルスの感染者拡大など不安材料も多い。株価の乱高下に翻弄され、株高を享受できていない個人投資家も目立つ。特集『決算直前 米国&日本 最強の投資術』では、最新決算のポイントを踏まえて、今後の投資戦略を基本から解説。日本株だけでなく、注目度が高まっている米国株についても、その魅力と投資術を深掘りする。コロナ禍で少子化がさらに加速。老後2000万円問題はより深刻になっており、資産運用は現代人の教養である。実際に資産1億円を築いた個人投資家による「負けを減らす」アドバイスも参考にして、今年こそ、脱初心者を目指そう。4月26日(月)から5月2日(日)までの全13回でお届けする。
#1 4月26日(月)
米国株「短・中・長期」の投資戦略を専門家4人が指南!5年先を見据えた結論
主要株価指数の最高値更新が続く米国株。先高期待が根強い一方で高値警戒感も交錯するが、今からでも買ってよいのか。短期(1~3カ月程度)、中期(半年~1年程度)、長期(1~5年程度)の期間別の投資戦略を、米国株の専門家4人に指南してもらう。
#2 4月26日(月)
「優秀ファンド賞」7年連続獲得の運用者が語る、バリュー株投資の極意
ここ数年の日本株の上昇をけん引してきたグロース株には、すでに割高な水準まで買われている銘柄も多い。一方、中小型のバリュー株には、株価が割安水準に放置され、出遅れ感が強い銘柄が目立つ。過去7年連続で「優秀ファンド賞」を受賞したファンドマネジャーである苦瓜達郎氏に、中小型バリュー株投資の極意を聞いた。
#3 4月27日(火)配信
アプライド・マテリアルズ、ラムリサーチ…半導体業界がバブルではなく今後も有望な理由
需給が逼迫する中で市場活況が続く半導体業界は、国内外企業の株価の最高値が相次ぐなど好調だ。同業界が今後も有望といえる理由について、ベテラン専門家の藤戸則弘・三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフ投資ストラテジストの特別寄稿をお届けする。
#4 4月27日(火)配信
GAFAやテスラの株をあえて買わない理由、米国株投信の凄腕ファンドマネジャーに聞く
米国株投信のすご腕ファンドマネジャーとして知られる農林中金バリューインベストメンツの奥野一成CIO(最高投資責任者)。同氏がなぜ、米国株の代表格といえるGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)やテスラを投資先に入れてこなかったのか、組み入れ上位企業の魅力と併せ明らかにする。
#5 4月28日(水)配信
株の重要指標「PER」の正しい使い方、年率平均27%で稼ぐ個人投資家が伝授
機関投資家も個人投資家も重要視する「PER」だが、実は奥が深い株価指標だ。単純に数字が小さければ割安、大きければ割高と判断するだけでは、思わぬ落とし穴にはまるリスクがある。PERを重視した「VE投資法」で資産を築いた個人投資家の奥山月仁氏に、会社員でもまねできるPERの正しい使い方を教えてもらった。
#6 4月28日(水)配信
J-REITのNo.1アナリストを直撃!「好調の物流と出遅れオフィス」が気になる理由
年初から日経平均以上の上昇を見せている東証REIT指数。新型コロナの感染拡大はREIT市場に逆風だが、上値余地はあるのか。昨年秋の時点で東証REIT指数の「2000ポイント回復」を予想していた「J-REIT」NO.1アナリストの鳥井裕史・SMBC日興証券シニアアナリストに、今後のJ-REIT市場の見通しと投資戦略を聞いた。
#7 4月29日(木)配信
資産1億円超え投資家8人が「株の落とし穴」伝授、会社員に向く投資法とは?
資産1億円超えの投資家に、初心者の頃に知っておきたかった「投資の落とし穴」と、会社員に向く投資法についてアンケート。今はすご腕の個人投資家もさまざまな失敗を乗り越えて、今の資産と投資スタイルを築いた。投資法もさまざまなので、自分に合ったスタイルが見つかるはずだ。
#8 4月29日(木)配信
バフェット、ソロス…世界の大物投資家のポートフォリオ徹底分析で見えたこと
世界の大物投資家たちは、何にお金をつぎ込んできたのか。ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロス、ビル・アックマンなど、誰もが知る面々の直近や過去のポートフォリオを分析すると、銘柄数や投資手法はバラバラで、稼ぎ方の多様さに驚くはず。投資先自体は個人で買えるものも多いだけに必見だ。
#9 4月30日(金)配信
GAFA級の成長が見込める米企業の強みを米ベンチャー投資家が解説!アドビ、セールスフォース…
今後も大きな成長が期待できる企業は、決してGAFAのような巨大テック企業だけではない。セールスフォースやアドビ、ウォルマートなどの大型株を中心に、GAFA以外にも伸び続ける米企業の強みについて、米ベンチャー投資家として世界的企業のテクノロジー動向などに通じる京都大学大学院の山本康正特任准教授が解説する。
#10 4月30日(金)配信
スシローとABCマートが「次の高成長企業」といえる理由、小売り&外食は格差拡大
個人投資家に人気の小売り&外食セクター。ファーストリテイリング、ニトリなどエポックメイキングな大化け株が誕生するセクターでもある。ただし、足元の事業環境は厳しく、コロナ恩恵企業も安泰ではない。昨年は旅行消費が16兆円減少しており、そのうちの少なくない部分がモノ消費に回ったからだ。次の大化け企業を発掘するためには、「消費者としてのアンテナ」を研ぎ澄ますことが重要になる。
#11 5月1日(土)配信
株式市場が最注目「金利」の行方を専門家5人アンケートで解明!日米の動向は?
国内外の株式相場の動向を占う上で、今最も注目されているのが米長期金利の行方だ。この行方について、金利に詳しい専門家5人にアンケートを実施。日本の金利動向と併せ、年末に向けた見通しを明らかにするとともに、なぜ金利が上昇すると株価が下がりやすいのか、そのメカニズムをひもとく。
#12 5月1日(土)配信
No.1為替アナリストが「円高回帰」を断言する理由、1ドル=100円割れは不可避
3月末に一時1ドル110円を突破するなど、今年以降円安ドル高傾向の中で関心が集まる為替相場。だが、No.1為替アナリストとして知られるJPモルガン・チェース銀行の佐々木融市場調査本部長は、早晩100円を割り込むような円高への回帰が不可避だと見通す。その理由や、今後強さを増しそうな注目通貨などを分析する。
#13 5月2日(日)配信
東京エレクトロン、レーザーテック…絶好調の半導体製造装置メーカーの死角はあるか
日本に残された、数少ない国際競争力がある産業が半導体製造装置メーカーだ。連続最高益更新、株価も右肩上がりの企業がそろうが、死角はないのか。各分野のシェアや今後の見通しを楽天証券経済研究所チーフアナリストの今中能夫氏が解説する。
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