資産1億円の作り方#10イラストレーション:平戸三平

米国株への投資で1億円以上の金融資産を築いた、著名投資家のエル氏。特集『資産1億円の作り方』(全19回)の#10では、そのエル氏が、米国株の中で「最強」と太鼓判を押す個別銘柄10選を紹介する。(ダイヤモンド編集部編集委員 藤田章夫)

1000万円を10年で1億円に
エル流・米国「最強10銘柄」

 株式投資家、エル氏はサラリーマンだった40歳のときに、「2020年までに株式投資で1億円の資産を築いて早期リタイアする」ことを目標に掲げ、19年、その目標を1年前倒しして達成し、51歳での早期リタイアを実現した。

 夢を実現したのは、日本株ではなく、16年から本格的に始めた米国株への中長期的な投資だ。特集『資産1億円の作り方』(全19回)の#8『「米国株で1億円」のエル流投資術、英語力なしで大丈夫なノウハウの秘密』と#9『米国株の中長期投資で1億円築いたエル氏が明かす、日本株を選ばなかった理由』では、エル流・米国株投資術のエッセンスを紹介したが、気になるのは具体的にどんな個別銘柄を買うべきなのかということだろう。

 ここでは、エル氏の新刊『エル式米国株投資で1億円』を基に、エル氏が「1000万円の軍資金を10年で1億円にしてくれるだろう最強の銘柄」と太鼓判を押す米国株の個別銘柄ベスト10を紹介する。

 エル流の米国株投資には、高い語学力や高度な知識は必ずしも必須ではない。それ故、紹介するのは、メジャーでありながら、収益性と成長性を秘めている銘柄が中心となる。言い換えれば、情報量や語学力で劣る“外国人”である日本人は、リスクを計算しやすいメジャーな銘柄にしか米国株では手を出すべきではないのだ。

 ランキングには、世界最大手の格付け機関、S&Pグローバル・レーティングの格付けも併せて掲載している。では、さっそく銘柄を具体的に見てみよう。