米ケーブルテレビ(CATV)大手コムキャストのブライアン・ロバーツ最高経営責任者(CEO)は、米娯楽・メディア大手バイアコムCBSのシャリ・レッドストーン会長と会い、国際市場でのストリーミング提携の可能性について協議した。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、6月下旬にニューヨークで行われた協議には、バイアコムのロバート・バキッシュCEOも参加し、両社がともに米国以外の市場に参入するためのさまざまな事業提携の可能性について話し合ったという。コムキャストとバイアコムは国際市場でのストリーミングサービスの拡大に向けて準備を進めている。バイアコムは5月、動画配信サービス「パラマウントプラス」が2022年までに45の市場で利用できるようになると述べた。一方、コムキャストのロバーツ氏は4月、傘下のNBCユニバーサルが立ち上げた動画配信サービス「ピーコック」を強化するため、海外市場で現地の番組制作者や配信者との提携を検討していると明らかにした。コムキャスト傘下のスカイも欧州でストリーミングサービスを手掛けている。
コムキャストとバイアコム、ストリーミング提携巡り協議
米国以外への市場参入で事業提携を目指す
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