現在、テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。
29万部の大ヒットを記録しているベストセラー『1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして、いかに彼が今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語った。
この記事では、ひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
第3位は「ある話し方」
――ひろゆきさんの周りにいる成功者に「共通すること」のベスト3ってなんですか?
ひろゆき氏:うーんと。1つ目は、「率直な話し方」ですかね。成功しているということは、経営者タイプということですよね? 経営者と会社員、それぞれと話をしていると、顕著に違いがあります。
それは、「相手が傷つくかどうかを考えていない」という点です。会社員の人たちは、「これを言ったらどう思われるかな?」とビクビクしているのが伝わってきます。僕と話していても、「失礼なことを言ってないかな…?」と言葉を選んでいるのが丸わかりです。
――経営者タイプの人は違いますか?
ひろゆき氏:思ったことはハッキリ言いますよね。それが仮に、失礼なことだったり、相手を傷つけるようなことであっても、あまり気にしていません。こちらが不快感を示したら、そこで初めて「すみません」とか言って話題を変えたりはしますよ、さすがに。
でも、言う前から言葉を選んでいるようには思えません。そんなことに労力をかけていたら、いつまで経っても重要な話はできませんからね。それがわかっているんでしょう。
第2位は「ある評判」
――なるほど。
ひろゆき氏:それに関連して、2番目に共通することは、「嫌われていること」です。思ったことを失礼も承知で話しているわけですから、もちろん、中には機嫌を悪くする人も出てきます。
でも、100人中100人に嫌われるわけではなく、一定数に嫌われながらも、根強いファンや圧倒的な支持者を増やせることが感覚的にわかっているんでしょうね。だから、僕の周りの成功者には、必ずと言っていいほど、アンチのような人がいます。「あの人とあの人は仲が悪いよね」という噂もしょっちゅう聞きます。
逆に、全員と仲良くやっているようなタイプの人は、そこまで成功していません。コバンザメのようなタイプなので、小金稼ぎとして優秀ですけど、大きな事業は成せないんでしょうね。
――たしかに、思い当たる人がいるかもしれません。
ひろゆき氏:だから、ちょっと目立っている人の中で「あの人、嫌いなんだよね」という評判が立っているとしたら、その後、いきなり成功者になれる可能性がありますよね。まあ、確率の問題ですけど。でも、急に物事がうまくいきはじめる人は、本当に「悪評」もセットでつきまといますから(笑)。
気になる第1位は……
――なるほど。第1位はなんでしょうか?
ひろゆき氏:「性欲が強い」ですね(笑)。成功者はみんな揃いも揃って、一般的な人より性欲が強いです。飲みの場に異性をたくさん連れてきたり、結婚していても不倫していたり……。誰がどうとかの例は挙げられませんが、本当に多いんですよね。明らかにそれがモチベーションになって仕事にエネルギーを注いでいますから。
ちなみに、僕は性欲が弱いほうの人間です。だから、会社を大きく成長させたり、上場させたり、事業を買ったりすることに何の興味もありません。遺伝子的に、成功者にはなれない小金持ちタイプなんですよ(笑)。
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本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、29万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。