現在、テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。
29万部の大ヒットを記録しているベストセラー『1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして、いかに彼が今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語った。
この記事では、ひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
全員に好かれることも、全員から嫌われることも、
どちらも難しい
――ひろゆきさんは「嫌われ者」というイメージがありますよね。ネットを見ていても、何を言っても叩かれたりしている印象です(笑)。そのあたり、どうお考えですか?
ひろゆき氏:まったく気にならないですよね。昔からそうですけど。人は何人かが集まれば、一定数に絶対に嫌われます。3人で集まってみるだけでも、「2人のうちだったら、こっちの人のほうが好きだな」と思いますよね?
それって、もう「嫌いになる理由」が小さく発生しているんです。2人いるうちの、こっちが好きで、どちらかと言うとこっちは嫌い。というように。
――無意識に比べたりもしているでしょうしね……。
ひろゆき氏:その規模が増えていくだけの話ですね。学校はひとクラス40人くらいでしょうが、そうすると、「明確に嫌いな人」が2~3人は出てきます。もっと多いかもしれませんが(笑)。
クラス全員から好かれるほうが難しいですよね。というのは、実は救いのある話でもあります。なぜなら、「全員から好かれるのは難しいけど、全員から嫌われるのも同じく難しいから」です。
開き直って、毒舌を言ったり、問題を起こしたり、異常行動を繰り返してみればわかります。それでもあなたを好きになってくれる人が現れますから。むしろ、一見、嫌われるような行動をしているほうが魅力的に移ったりもします。
――どんなタイプでも好みは現れますよね。
ひろゆき氏:僕の発言がよくニュースになったり、フォロワーが増えているのもそうですよ。炎上を覚悟したようなことをあえて言うと、逆に、ファンが増えてしまう。それを逆手にとって人々を扇動したのが、トランプ元大統領のような存在かもしれませんね。
ちなみに、僕の場合は、別に政治に絡んだりしているわけではなく、外からワーワー言っているだけですから、厳密には誰にとっても「無害な存在」ですけどね。それだったら、思ったことや感じたことをそのまま言うような人生のほうがラクですよね。「ラクだ」と言い切れる理由もありますよ。