ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に挑むのはこれまでも常に困難だった。大統領に立ち向かおうとするあらゆる勇者に対しロシア政府が全力で攻撃を仕掛ける中、反体制派は今や、プーチン氏に対抗するのはほとんど不可能だと述べている。秋の議会選挙を前に、ロシア当局はここ数週間、反政府的と見られる評論家や組織への弾圧を強化している。ロシアで最も有名な反体制派であるアレクセイ・ナワリヌイ氏が4月に投獄されて以降、ほぼ毎週のように野党指導者が拘束され、人権団体や法曹団体が解散を余儀なくされたり、独立報道機関が排除されたりしている。ナワリヌイ氏は昨年、神経剤を使った暗殺未遂に遭いながらも生き延びている。
プーチン氏が築く独裁の牙城、逆らえぬ反体制派
議会選挙控え野党指導者の拘束や人権団体の解散も
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