「株式投資に興味があるけど、何から始めればいいの?」ーー。そんな株式投資ビギナーにおすすめしたいのが『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』(馬渕磨理子著、ダイヤモンド社、6月16日発売)です。全国各地のセミナーで5年間にわたって個人投資家の方々にお伝えしてきた、的中率70%超の堅実な投資法を紹介。「黒字転換2倍株投資術」とは、四半期決算データで営業利益・経常利益が「赤字」から「黒字」に転換するタイミングの銘柄をいち早く見つけて買い、2倍になったら売るというシンプルな方法。「リスクを取りたくない、損切りの回数を減らしたい、でも利益は欲しい!」という堅実派の人にも始めやすい、マイルドな投資法です。本連載は、同書の中からエッセンスを抜き出してお届けします。これから株式投資を始めたい人、もっと勝率を高める方法を探している人、必読です。好評のバックナンバーはこちらからどうぞ。
黒字転換候補の198銘柄がリストアップ!
前回説明したように、スクリーニングした結果の対象銘柄数は、下にあるように198件だった(下図、2021年3月12日時点)。
マネックス証券のマイスクリーニングの「スクリーニング」ボタンの箇所をクリックすると、その下に銘柄の一覧が出てくるので、この198銘柄の中から、真の黒字転換銘柄をさらに絞り込んでいきます。
基本的には198銘柄の1つ1つについて、業績欄を確認していくという地道な作業になります。スクリーニングした銘柄をクリックすると、各社のページに飛びます。
そこには「企業情報」「同業他社情報」「決算発表予定」「今期進捗状況」「通期業績推移」「四半期業績推移」「キャッシュフロー推移」などが掲載されています。
その中の「四半期業績推移」の欄を確認します。「四半期業績」→「業績」の下に売上高と営業利益のグラフと四半期決算の業績推移の一覧表があります。
そこで営業利益と経常利益が「継続的な赤字→黒字転換」しているかどうかを確認します。
また、その上にある通期業績推移の一覧表の予想で「今後も黒字が継続しそうかどうか」などを確認していきます。
この作業はリストアップされた銘柄の数によっても変わりますが、トータルで1時間~3時間ほどで確認できます。
経済アナリスト、認定テクニカルアナリスト
フィスコ金融・経済シナリオ分析会議 研究員
日本クラウドキャピタル マーケティング・未上場マーケットアナリスト
フジテレビ系列LiveNews αレギュラーコメンテーター
滋賀県出身。同志社大学法学部卒業、京都大学大学院公共政策大学院卒業、公共政策修士。2013年関西の某医療法人に入社後、資産運用トレーダー業務を始める。独力で財務・経営分析力を磨いた結果、資産を3倍にする。2015年独立系金融情報配信会社FISCOのアナリスに転身。上場企業の経営者を中心にインタビューし、個別銘柄分析や日本・韓国・米国経済等の市況分析に従事。入社当時、アナリストだった上司より「堅実な銘柄選定法」として「黒字転換2倍株」のノウハウを受け継ぐ。2017年からは日本クラウドキャピタルにも籍を置き、日本初の未上場マーケットアナリスト兼マーケティング担当として活動。雑誌・Webなど連載多数。「PRESIDENT」本誌にも多数記事を掲載。「プレジデントオンライン」の執筆記事は、2020年の半年間で累計6000万PVを超え、「日本一バズるアナリスト」ともいわれる。2020年11月ラジオ日経にて「馬渕磨理子の5分で教えて!ベンチャー社長」がスタート。初の著書『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』をダイヤモンド社から2021年6月16日に上梓。