アフガニスタンの反政府勢力タリバンの指導者らは、支配地域を広げる中、政府関係者や兵士、地元市民らが恐れることは何もないとして、報復は行わない寛大な姿勢を強調してきた。タリバンは15日、首都カブールを掌握した。だが、それまでにカブールへと逃げてきたアフガン市民やタリバン制圧地に残っている住民らは、タリバンが理由もなく市民を攻撃したり、拘束した政府軍兵士を処刑したりする様子を目撃したと話している。これに加えて、タリバンの司令官らは未婚女性を戦闘員の妻として差し出すよう要求しているという。在カブールの米大使館は12日、タリバンが投降した政府軍兵士を処刑しているとの報告が届いていると公表。「極めて憂慮すべき事態&戦争犯罪に相当する可能性がある」とツイートした。
タリバン制圧地で処刑や強制結婚、アフガン市民の悲痛な声
「イスラム国」の影響で過激さ増したとの指摘も
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