ダニエル・ローブ氏率いる米ヘッジファンドのサード・ポイントは、典型的なアクティビスト(物言う株主)であり、インテル、ソニー・グループ、プルデンシャルなどの大企業に変革の要求を突き付けてきた。だが現在、ロンドン証券取引所に上場するローブ氏の投資会社サード・ポイント・インベスターズが、自身の得意とするアクティビスト活動のターゲットとなっており、対立する中で、株主がこの争いの戦利品を得ている。運用資産10億ドル(約1094億円)のサード・ポイント・インベスターズは、ニューヨークを拠点とするサード・ポイントが運営するファンドに投資している。ローブ氏は、2007年設立の同ファンドの資産運用管理者であり、他ではアクセスが不可能と思われる同氏の戦略に参加する機会を投資家に提供している。このファンドは、主に米州、欧州、中東、アフリカの株式、債券、未公開企業株を対象とする。
物言う株主サード・ポイント、自身が標的に
物言う株主に標的にされると、サード・ポイント・インベスターズの株価は一段高に
有料会員限定
あなたにおすすめ