ジョー・バイデン米大統領は16日、ホワイトハウスで演説し、反政府武装勢力タリバンによるアフガニスタン掌握は予想以上の速さで起きたと述べ、米軍撤退を巡る自身の決定を擁護した。バイデン氏は、戦争の目的は達成されており、撤退の時が来ていたと言明。「アフガニスタンでのわれわれの任務は、決して国家建設ではなかったはずだ」とし、過去20年に「多くの過ち」があったと述べた。さらに「実のところ、事態はわれわれの予想以上に急速に展開した」としながらも、米軍撤退が妨げられれば迅速に軍事対応するとタリバンに警告した。「私は米国の大統領であり、最終的に責任は私が取る」とし、「今直面している事実に深い悲しみを覚えるが、自分の決断は後悔していない」と続けた。