アフガニスタンの首都カブールの国際空港に16日、反体制派勢力タリバンに制圧された同国を逃れようとする国民が殺到し、大混乱の中で複数の死者が出た。また米当局者によると、同空港では米軍が武装した2人の男を射殺したほか、米軍機にしがみついたアフガン人少なくとも3人がひかれて死亡した。アフガン政府は前日15日に崩壊した。米軍は外交官や外国人の退避を支援するため、カブールのハミド・カルザイ国際空港の警備を引き継いだ。米国防総省は16日、同空港に1000人の部隊を追加投入して秩序を回復し、米国人とアフガン人の退避を支援すると表明した。同省のジョン・カービー報道官は、ロイド・オースティン国防長官が念のため増派を承認したと語った。
カブール空港で死者 タリバン支配逃れアフガン人殺到
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