バイデン米政権は17日、アフガニスタンの首都カブールの空港は軍用機と民間機が利用可能であることを明らかにした。ただ反体制派勢力タリバンがカブールの支配を強化する中、同国脱出を目指す多数のアフガン人は、空港に近づくことがほぼ不可能な状況が続いている。米軍は管理下の空港周辺の安全確保のため部隊を増派する中、軍用機の運航が再開された。同空港には前日までの2日間で国外脱出を図る欧米人やアフガン人が殺到し、大混乱に陥った。しかし、欧米の大使館や非政府組織(NGO)に雇用されていた大勢のアフガン人が空港に到達できず、取り残されている。タリバンは空港の入り口に検問所を設置し、通過しようとする市民をむちで打ったり殴ったりして阻んでいる。
タリバン、アフガン首都の支配強化 市民多数が脱出できず
一部の退避便はほぼ空席のまま出発
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