米国では、レストランの支配人や案内係が「ワクチン警察」という新たな仕事を与えられつつある。この動きを巡っては、店からも客からも賛否両論の声が上がっている。米国の一部の自治体はレストランやバーなどに対し、新型コロナウイルスワクチンの接種状況を客に確認してから店内飲食をさせるよう求めている。一部の飲食店は既に自主的に接種証明の提示を求めており、シアトルやサンフランシスコ、ロサンゼルスではそうした対応を取る店が増えている。飲食店の経営者によれば、こうした新たなルールを知らずに店を訪れた客が予約を取り消したり、怒り出したりすることがあるという。オンラインレビューで激しく非難されることもある。個人の自由を侵害している、未接種者への差別だと非難する人から匿名の脅迫を受け取った経営者やスタッフもいる。
米飲食店「ワクチン警察」に 矢面に立つ従業員
電話越しに怒鳴り散らされたり、差別的なことを言われたりすることも
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