アフガニスタンでの米国の失態が大ニュースとなるのは当然だが、それ以外の部分でも世界は回り続けている。特に中国の経済規制に関する新たな5カ年計画は、これまで以上に注目されるべきものだ。公式には「法治」強化のための5カ年計画と呼ばれるこの文書は、中国政府が3月に公表した広範な経済・社会発展5カ年計画と合わせて読み解く必要がある。中国政府はこれまで何年間もサービス分野を強化したいとの考えを示してきた。だが、今回の計画では、製造業分野の重要性を強調する姿勢が復活した。中国政府はまた、習近平国家主席の下で「安全保障上の」懸念を強く打ち出した。これは主として、輸入や投資面を含む外国の影響への不信感を示すものだ。