石油・ガス業界で新型コロナウイルス感染が拡大していることを受け、米石油大手シェブロンは、一部の従業員に対しワクチン接種を義務付けたほか、全従業員への接種義務化についても検証を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。業界全体がワクチン未接種の現場作業員への対応に追われる中、シェブロンは、他のメジャーに先駆けて接種義務化に踏み切った。複数の業界幹部によると、メキシコ湾の洋上プラットフォームやテキサス州とニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地などの主要鉱区では、感染拡大による影響が出始めている。シェブロンの広報担当者ブレイデン・レダル氏によると、同社は現在、国外駐在員や国外出張者、米国籍の船舶を利用する従業員にワクチン接種を義務付けている。また、メキシコ湾の洋上作業員と一部の陸上作業員に対しても、11月1日までに接種するよう求めるという。対象となる従業員は数千人に上る。
米石油シェブロン、コロナワクチン接種を一部義務化 操業に影響で
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