米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品ベンチャーのビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンを巡り、米食品医薬品局(FDA)が16歳以上を接種対象として正式に承認した。衛生当局者やワクチン専門家の多くは正式承認について、ワクチン接種をためらう人の間でも接種が促されると期待している。FDAが新型コロナ向けワクチンを正式に承認したのは今回が初めてとなる。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)やその他のメディアは、今週正式に承認される見通しだと報じていた。ファイザー・ビオンテック製のワクチンは昨年12月、16歳以上を対象としてFDAから最初の緊急使用許可を得ていた。以来、米国で最も接種されたコロナワクチンとなっている。