五輪を巡っては近年、コストが雪だるま式に膨らみ、地元住民の間でも開催の是非を巡り議論が分かれるとの印象が強まり、将来の開催地として招致に名乗り出る都市が消えつつあると一般的に言われている。だが、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、先に閉幕した東京五輪に合わせて行ったウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、今後の五輪運営について極めて異なる展望を示した。バッハ氏は、先月に豪ブリスベンが2032年夏季五輪の開催地に決定してからも、2036年や2040年、さらにはそれ以降まで開催地として多くの都市が名乗りを上げていると話す。開催を希望しているのはインドネシア、インド、ドイツ、カタールなどだという。
五輪開催、先々まで多くの候補地が名乗り=バッハ会長
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