ハリウッド新作映画の公開直後から、高品質の海賊版が世界に広く出回っていることが分かった。映画館の興行収入に加え、業界全体が力を入れる動画配信サービスの契約者数にも影響を与えそうだ。「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」や「ゴジラVSコング」、「ジャングル・クルーズ」、「ブラック・ウィドウ」など、今年人気を集めた複数の映画作品が、公開とほぼ同時に海賊版サイトのダウンロード回数ランキングでトップに立った。監視組織が明らかにした。海賊版サイトには「パイレート・ベイ」や「ライムトレンツ」などが含まれる。海賊行為を監視するサイト、トレントフリークによると、「ブラック・ウィドウ」は7月9日の公開以降、3週続けて世界で最も海賊版が出回った作品となった。一方で「ジャングル・クルーズ」も、その後の7月に動画配信が始まってわずか数時間後には、ネット上で海賊版が拡散していた。