米規制当局が新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した成人を対象に、最後の接種後少なくとも6カ月をめどに追加接種を承認する見込みとなった。事情に詳しい関係者が明らかにした。米政府はこれまで、追加接種は接種完了から8カ月後とする方針を示していた。この関係者によると、米食品医薬品局(FDA)が調査しているワクチンメーカーや他国のデータは、最後の接種から6カ月後の追加接種に基づく内容。米国内で提供されている米ファイザーと独ビオンテック製、米モデルナ製、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製の三つのワクチンについて、政府は追加接種を9月半ばに承認する見通しだ。バイデン政権と各企業は、追加接種向けの供給量は十分に確保できるはずで、9月20日からさらに広く配給を開始する予定だと述べた。米政府はファイザーとモデルナから合わせて10億回分のワクチンを購入している。