ロビンフッド・マーケッツの一部顧客にとって、空前の株ブームはどうやら落ち着きつつあるようだ。同じような失速が、現在の株価水準でロビンフッド株主にも起こるかもしれない。上場に至るまで破竹の勢いだったロビンフッド上の株取引も、もはや急増の気配はない。1日当たりの平均収益取引(DART)は、高水準にあった1-3月期から落ち込んだだけでなく、前年4-6月期比で横ばいにとどまっている。ロビンフッドでは証券口座の開設がその間に1000万件余りも増えたにもかかわらずだ。実のところ、入金額が平均的な証券口座で見た4-6月期の株取引回数は1-3月期、もしくは昨年4-6月期のおよそ半分どまりだ。4-6月の株取引関連収入は前年同期の7100万ドル(約77億円)から5200万ドルに減少した。