米ゲームソフト小売り大手ゲームストップのライアン・コーエン会長のツイートは、一見すると理解できない内容だ。マクドナルドのソフトクリームにカエルの絵文字――。だが今年2月のある午後、コーエン氏がこの画像を投稿すると、株主はにわかに色めきだった。ソーシャルメディア上で、ツイートの解釈を巡り熱い議論が交わされ、ミーム(はやりネタ)として拡散するのに伴い、ゲームストップ株価は急騰。その日の取引を104%高で終えた。コーエン氏は2月24日のツイートについて、その意図を全く明らかにしておらず、ゲームストップ株価をどこまで押し上げたのか正確に把握することはできない。だが、1つだけ明確なことがある。「ミームの神様」はここにきて、経営陣の座にあるということだ。
「ミームの神様」がやって来た 経営陣に新時代
奇想天外なツイートでカルト的人気に
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