最近「メタバース」という言葉を聞かなかっただろうか。耳にしない方が難しいくらいだ。フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は先月行った決算発表後の電話会見で、このバズワードに16回も言及。フェイスブックの将来はメタバースにあると語った。メタバースとは、その中に身を置いて交流する、ゲームを楽しむ、働く、創造するといった行為ができる仮想環境だ。だが、ザッカーバーグ氏が名付け親ではない。インテルからユニティ・ソフトウエアに至るハイテク企業は昨年、メタバースについて熱く語ってきた。マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは先月の決算発表(フェイスブックの電話会見の1日前)で、「法人向けメタバース」について話した。
メタバースへと誘うテク大手、死角にご用心
消費者はそこに身を置きたいかどうか、熟考する必要がある
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