欧州連合(EU)は新型コロナウイルスの感染拡大を理由に、米国からの不要不急の渡航中止を勧告する見通しだ。外交当局者らが29日に明らかにした。EU当局者らは米国の平均感染率がEUを上回ったこともあり、ここ1カ月ほど同国からの不要不急の渡航中止の勧告を検討していたという。EU議長国のスロベニアは先週、米国や他の5カ国について、域内への不要不急の渡航が認められているリストから除外するよう勧告した。最終的な結論は30日に示される。2人の外交当局者によると、今のところ反対意見は聞かれないとした。EUは2週間ごとにリストの見直しを実施。このリストは加盟国に対して強制力を持たないため、一部の国はワクチンを接種済みであることが証明できれば米国からの観光客を受け入れる可能性もある。
EU、米国からの不要不急の渡航中止を勧告へ コロナ流行で
有料会員限定
あなたにおすすめ