アフガニスタンの権力を奪取したタリバンは、国際社会の承認を得る狙いから、農民に対しケシの栽培をやめるよう指示した。主要なケシ栽培地帯の住民が明らかにした。これを受けて、同国では生アヘンの価格が急上昇している。タリバンの代表者は何日か前から、アフガン南部カンダハル州での村人たちの集会で、ケシ栽培が禁止されると伝え始めた。カンダハルは主要なアヘン生産地帯の一つであり、アヘンは地元経済を支える重要な産品だった。タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道担当者は8月18日のカブールでの記者会見で、アフガンの新たな支配者は麻薬取引を容認しないと語っており、今回の動きはこれを受けたものだ。ムジャヒド氏は記者会見の際、タリバンが麻薬取引の禁止をどうやって実現するのか、詳細を明らかにしなかった。
タリバン、アヘン生産禁止へ 市民の支持低下も
ヘロインの原料となる生アヘン価格はすでに急上昇、タリバンは国際社会の承認を得たい思惑も
有料会員限定
あなたにおすすめ