米南部ルイジアナ州は30日午前、ハリケーン「アイダ」による被害状況の点検を始めた。同州では100万戸余りで停電が続いており、当局は住民に屋内にとどまるよう呼びかけている。アイダは29日、5段階で2番目に強い「カテゴリー4」に発達してルイジアナ州南部に上陸。30日朝には勢力を弱めて熱帯暴風雨に変わり、毎秒約20メートルの風速を保ったまま北上を続けている。ルイジアナ州警察は道路や被害の状況を点検しつつ、住民に外出を避けるよう呼びかけた。ジョン・エドワーズ知事は、道路の冠水や送電網の断線が多くの危険をもたらしていると述べた。ニューオーリンズの救急対応当局者は、緊急通報用の電話番号「911」が使えない状態が続いていることを明らかにした。
ルイジアナ州で停電100万戸超、「アイダ」は熱帯暴風雨に
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