イスラム主義組織タリバンの戦闘員や支持者らはアフガニスタンからの米軍撤収が完了した翌朝の31日、20年間にわたる外国軍の駐留が終了したことを祝うとともに、指導者らはイスラム法に基づく統治を行う考えを表明した。一方、多数のアフガン市民が今もなお、必死になって陸路で国外に脱出しようとしている。多くの市民はアフガニスタンの新時代到来を喜びよりも恐怖と不安をもって受け止めており、首都カブールでは特にそうしたムードが強い。米国主導による国外退避活動の拠点となったカブールの空港では、タリバンの幹部らが「C-130」輸送機の前でポーズを取る姿が見られた。放棄されたアフガン軍ヘリコプターのコックピットに入りセルフィー(自撮り)をする戦闘員の姿もあった。
タリバン、米軍撤退で祝勝ムード イスラム法に基づく統治へ
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