ジョー・バイデン米大統領は31日、アフガニスタンからの米軍撤退を擁護し、アフガンからの退避を希望した米国人の9割は出国できたと述べた。バイデン氏はこの日、ホワイトハウスで演説。前日には米部隊を乗せた最後の軍用機がアフガンから離陸し、米国史上最長の戦争が正式に終了した。バイデン氏は、残る米国人の撤退を支援するために政権は引き続き努力すると述べ、撤退を巡る批判に反論した。「8月31日までの撤退は、恣意的な期限によるものではない」とし、「米国人の命を救うために定められたものだ」と述べた。アフガンからの米軍撤退完了を掲げて選挙活動を行ってきたバイデン氏と政権幹部は、アフガン人が国外に脱出しようとして混乱に陥ったり、カブール空港で過激派組織「イスラム国(IS)」によるテロが発生し、米軍兵士13人と数十人のアフガン人が死亡したりといった状況に直面している。
バイデン大統領、米軍のアフガン撤退を擁護
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